泣くことはストレス解消になる！現代人に必要な「わざと泣く技術」

泣くことでストレスが解消されるって本当？
泣くとネガティブな気持ちになっちゃいそうだけど…。

なんて、ちょっと不思議に思っていませんか？

泣くことで身体と心を健康にする「涙活（るいかつ）」が、最近話題になっていますよね。

泣いたり笑ったりするのがメンタルヘルスに役立つというのは前からいわれていましたが、ストレス社会において、涙とストレス解消のつながりが再び注目されています。

この記事では、サイトテーマである「腸活」からちょっと離れて、泣くこととストレス解消のメカニズムについてお伝えしたいと思います！

泣くとストレスが解消される理由

そもそも、泣くこととストレス解消のつながりって何なのでしょうか？

自律神経のバランスが整う

私たちの健康に、大きな影響をおよぼす自律神経。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、交互に優位に立つことでバランスをとっています。

思い切り泣いた後に「ふぅーっ」と大きな息が出たり、すっきりしてよく眠れたりするのは、副交感神経が優位に立つから。

副交感神経が優位に立つ＝身体がストレスを感じていない状態なのです。

ストレス物質が体外に排出される

ストレスホルモンという名前で知られている、「コルチゾール」。

その他、「プロラクチン」や「ACTH」といったストレスに関係するホルモンも、涙と一緒に体外に排出される性質を持っています。

泣くとスッキリして憑き物が落ちたような気持ちになるのは、涙と一緒にストレス物質が流れ出ているからなんですね。

感情を解放できる

人間は、知らず知らずのうちに感情を自分の中に閉じ込めてしまうもの。

年齢を重ねるごとに「泣くのは恥ずかしい」と思ったり、感情的になることを避けたりしてしまいます。

思い切り泣くのは、普段は表に出さない感情を解放することにつながり、無意識にためていたストレスを解消することができます。

ストレス解消になる涙とならない涙

泣くことが心身に良いといっても、やみくもにただ泣くだけでは意味がありません。ストレス解消になる涙は、感情がセットになった涙です。

ストレス解消になる涙

ストレス解消になる涙は、おもに以下の4つです。

気持ちが大きく揺れ動いて、ついでに出てくる涙が、ストレス解消になる涙です。

普段の生活ではそうひんぱんに起こることではないかもしれませんが、映画やドラマ、本の主人公に感情移入して泣いてしまうというのは、わりとありますよね。

ストレス解消にならない涙

ストレス解消にならない涙は、おもに以下の3つです。

これは、身体的なことが原因で自然と出てくる涙。

目はうるおうと思いますが、残念ながらストレス解消にはなりません。

ストレス解消のためにわざと泣く方法

ストレス解消のためにわざと泣く方法を、4つ紹介します。

泣ける映画や動画を観る

手っ取り早い方法としておすすめなのが、泣ける映画や動画を観て泣くことです。

感動する映画やドラマ、ドキュメンタリーなどに没頭して、すっきりするくらい泣いちゃいましょう！

普段あまり映画を観ない人は、「泣ける映画」とかで検索してみるといいかも♪

思い出の曲を聴く

自分にとって思い入れのある曲を、1人で聴いてみましょう。

BGMとしてではなく、静かな場所で何もせずに曲の世界に浸ることをおすすめします。

当時の出来事を思い出したり、その時の自分を振り返ったりしているうちに、自然と泣くことができますよ～。

自分をほめる、なぐさめる

部屋にひとりだけでいるときや、夜寝る前など、静かな時間にやってみると意外と泣けるのが、自分をほめたりなぐさめたりすること。

いろいろあったけど、今それなりにうまくやってるよね。

なんかいろいろうまくいかないこと多いけど、私だけが悪いわけじゃない。大丈夫。頑張っているよ。

ポイントは、叱咤激励ではなく自分を肯定してあげることです。

これまでのことを振り返ったり、最近うまくいかないことで自分をなぐさめてあげたりして、しみじみ泣いてスッキリしましょう！

まとめ

感情が揺さぶられて流す涙は、自律神経を整えることにつながります。

だまされたと思って、ぜひ「わざと」泣いてみて欲しい！

泣いたあとは、きっとスッキリしているはずですよ。

なんだか最近ストレスたまってるなぁと感じている人は、一度試してみてくださいね♪