映画館に行きたいけれど、仕事が忙しすぎて行けていない……。
という人、わりと多いですよね。かく言う私も、もちろんその1人。観たい映画はあるのに、なかなか映画館に行けません。
特に好きなのは、やっぱりミュージカル!
音楽って、本当に良いものですよね。気づいたら口ずさんでいるし、外を歩いている時にipodで聴きながら、思わずジーンとしてしまうことも。
今回は、ミュージカル映画大好きな私がおすすめする、テッパンの5作品を紹介します。
腸活とは関係ないですが、ぜひ最後まで読んでくださいね!
(一部、ネタバレがあります)
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レ・ミゼラブル
これは外せません!生オケの舞台には及ばないと思いますが、映画も絶対おすすめです。
ヴィクトル・ユゴーの名作をミュージカル化
ご存じの方も多いはず!
「レ・ミゼラブル」はフランスの作家、ヴィクトル・ユゴーの作品です。
パンを盗んだ罪で19年間投獄された男、ジャン・バルジャンが主人公。彼を執拗に追い続けるパリ警察のジャベール警部、薄幸の女性ファンティーヌ、その娘コゼットとキャラが際立つ登場人物が満載です。
宗教観の違い(?)なのか、内容は結構難しいのですが、とにかく歌が良いのでミュージカル好きにはたまらない作品だと思います。
豪華キャストが集合
ミュージカル映画なので当たり前といえば当たり前なんですが、歌が上手な俳優さん揃い!
主役のジャン・バルジャンを演じているヒュー・ジャックマンは、日本ではウルヴァリンのイメージが強いですが、ミュージカル映画から恋愛映画までいろいろ演じている俳優さんです。
敵対するジャベール役のラッセル・クロウ。レミゼを観るまでは、それほど好きではありませんでした…。今でもすごくファンというわけではありません^^;
でも、歌の上手さにびっくりしました!声が低くて、とても魅力的です。
私が特に好きなのは、学生リーダーのアンジョルラスを演じたアーロン・トヴェイトです。
この人、とにかく歌が上手!舞台俳優なだけあって滑舌も良くて、「民衆の歌」の時に旗を振りながら歌うシーンなんて最高です。
でも母ちゃんは、アンジョルラスとは友達になれなさそうって言ってたよね。グランテールの方が好きなんでしょ?
多分、酒飲みのグランテールの方が気が合うだろうね…
また、エポニーヌ役のサマンサ・バークス。彼女は舞台でもエポニーヌを演じているんですが、これまた歌が素晴らしいですね。そして、腰が細くてびっくりします。
そして、今やファンタビのニュート役で大人気のエディ・レッドメイン。私としては「レミゼ観て!」と声を大にして言いたいです。
ファンタビの続きも気になるけれど、また歌って欲しいな…。
リアルな生録音の映画
トム・フーパー監督による「レ・ミゼラブル」は、スタジオ録音ではなく、すべて俳優さんがその場で歌っているものなのだそうです。超ミニイヤホンをつけて最低限の伴奏を元に歌い、後からオーケストラを入れたとのこと。
つまり、演技をしながら生で歌っているものなんですね。
実はこれは、さんざんな酷評で終わった「Cats」でもやっています。内容はどうであれ、やっぱり臨場感はハンパないです。
そして、今回紹介する作品の中でレミゼだけが本当の意味でのミュージカル映画です。
セリフの9割が歌。なのに、セリフ部分はサントラには入っていなかったりして、ちょっと残念な気も……。
これぞミュージカル!というのを、映画で味わえる作品です。
オペラ座の怪人
レミゼに続き、ミュージカルの代表作として挙げられるのが、オペラ座の怪人。2020年に亡くなったジョエル・シューマッカー監督が映画化しています。
ガストン・ルルー原作のミステリー
オペラ座の怪人、原作はフランス人作家のガストン・ルルー。実はこれ、初版は超話題になったものの、2作目からはまったくといって良いほどヒットせず、ルルー氏の代表作は「オペラ座の怪人」ただ1つ。
原作は一応ミステリー仕立てで、パリ・オペラ座に本当にある地下貯水槽に謎の怪人が住んでいた!みたいなお話なんですよね。
ミュージカルの作曲者は、Catsでも有名なアンドリュー・ロイド・ウェバー。
オーバーチュアのあのメロディは、きっとたくさんの人が耳にしたことがあると思います。
行ってみたくなるオペラ座
舞台を映画化する一番の利点って、映像でなければ到底不可能な、原作の再現度だと思うんですよね。生歌のすばらしさはあるものの、舞台ではどうしても限度がありますから。
そういう点では、オペラ座の怪人は映画にして良かった作品だと個人的に思います。
やっぱり、生の舞台では難しいですもの。18世紀のパリ・オペラ座の再現は。
劇団四季の舞台は観たんですが、やっぱり映画の豪華さはないですよね。
公開当時、テレビで話題になったことも覚えています。100%スワロフスキーで作成したあのシャンデリアの話題や、当時はまだ珍しかったCGによるオープニング映像とか。
「世界ふしぎ発見!」で、現代のパリ・オペラ座を特集したのも観ました!
なぜかロック調のファントム??
タイトルロールであるファントムを演じているのは、ジェラルド・バトラー。
どちらかというと、アクション系が多いのかな?他の作品では、トゥーム・レイダーでしか観たことがありません。
このファントムさん、幼少期からオペラ座の地下に住んでいる「音楽の天使」という設定なのに、なぜかロック調なんです!笑
いや~、これは本当に残念というかなんというか。もうちょっと歌える俳優さんをキャスティングして欲しかった…というのが本音ですね。
ただ、演技はお上手です。歌はどうかと思いますが、ファントムのセクシーさ、怪しさ、悲しさ、寂しさ、すべて表現していたのではないでしょうか。
で、結局、歌はさておき映画版オペラ座の怪人のファントムは彼以外考えられないということになるんですよね^^
MAMMA MIA!
ミュージカルといえば、ABBAのヒット曲で構成された「マンマ・ミーア」なくしては語れません。
ギリシャを舞台にしたハッピーなミュージカル
シングルマザーに育てられ美しく成長したソフィは、結婚式を控えて、自分の父親であると思われる3人の男性の結婚式の招待状を出します。
3人の男性については、母親の日記を盗み見て名前を知っただけ。誰が本当の父親かはわかりません。
母親のドナは、ソフィの結婚式のために島に来てくれた親友と再会。そして、ソフィが招待した元カレ3人とも会ってしまいます。
本当の父親を知りたいソフィ。そして、波乱万丈な過去が目の前によみがえってしまったドナ。今でもドナに思いを残している、元カレ。
さまざまな人間関係が交錯するストーリーが、ABBAのヒット曲と共に繰り広げられます。
女優陣が最高!
主役のドナ・シェリダンを演じるのは、ベテラン俳優のメリル・ストリープです。
この人、歌が上手なんですよね。マンマ・ミーアの他でも、いくつかの映画で美声を披露しています。
親友のターニャとロージーを演じているのは、クリスティーン・バランスキーとジュリー・ウォルターズ。どちらも歌が上手、というか声が良くて、そしてキャラクターにぴったりハマっているのが良いですね。
ちなみにジュリー・ウォルターズは、ハリー・ポッターシリーズにロンのお母さん役で出演しています。
これは、ぜんっぜん気付きませんでした。びっくり!
残念だったのが、ドナの元カレ3人組。何がダメって、歌ですよ……。マンマ・ミーアはミュージカルなので、やっぱり歌に自信がある俳優をキャスティングして欲しかったです。
逆に良かったのは、ドナの娘であるソフィとその婚約者のスカイ。
これを演じているのが、のちにレミゼでコゼット役をやるアマンダ・サイフリッドと、若手のドミニク・クーパーです。これがどちらも歌が上手で、それまでドミニク・クーパーを知らなかった私は「舞台出身の俳優さん?」と思ってしまったほどでした。
アマンダ・サイフリッドは、おバカコメディの「Ted2」にも出演。あるワンシーンで、弾き語りを披露しています。
続編「HereWeGo」もおすすめ
基本的に、続編や2は「1」を超えないと思っている私ですが、マンマ・ミーア!に限っては、その信念を曲げます^^;(Ted2もね。ほんと面白い)
だって、本当に面白いから!
続編で登場するのは、若き日のドナと親友のターニャ&ロージー。そして3人の男たち。さらに、後半ではドナの母が登場します。
ヤング・ドナを演じているのが、実写版「シンデレラ」で大ヒットしたリリー・ジェームズ。
彼女、めちゃめちゃ歌が上手です!もっとミュージカルやってくれれば良いのに~!と思いました。
そして、ドナの母役で出てくるのが、まさかのシェール!ABBAのカバーアルバムも出していましたよね。すごい存在感で、圧倒されます。
ドナママの元カレとして出てくるフェルナンド。アンディ・ガルシアが演じているのですが、これまた良い味出しています。
思わず参加したくなるナンバーの数々
先に断っておきますが!
私はABBAをリアルで知っているわけではありません^^;
でも、ABBAを知らなくても、ダンシング・クイーンのメロディを聴いたら「どっかで聴いたことある!」という人も多いのでは?
私もその程度の知識しかなかったのですが、ミュージカルや映画でこの曲を聴いたら(観たら)、一緒に歌って踊りだしたくなること間違いなし。もう、楽しそうだし幸せそうだし、スッキリしそうだし!
その場に行きたい!仲間に入りたい!と思ってしまいます。
歌えないし踊れないけど、参加したい~!
「HereWeGo」の最後に、出演者全員による「スーパー・トゥルーパー」のパフォがあり、これがまた最高です。シェールのステージの下で、輪になって踊りたくなります。
美女と野獣
ディズニーの名作アニメ、美女と野獣の実写版。ハリポタで一躍有名になった、エマ・ワトソンが主演です。
みずから道を切り開くプリンセス
フランスの小さな田舎町に住むベルは、「キレイだけど変わり者」といわれている女の子。本が大好きで、いつも違う世界を夢見ています。
時代背景からすると、確かに「変わり者」呼ばわりされても仕方がないくらい、進歩的な女性かもしれません。
一方で、世間から忘れられている大きな城に住む野獣とその「道具」たち。傲慢でイヤなヤツだった王子は、ある舞踏会の夜に魔女を怒らせて野獣に姿を変えられてしまいます。
彼を甘やかしていたという罪(?)で、時計やティーポットに姿を変えられてしまった召使たち。とんだとばっちり!ていうか、いきなり押しかけてきて呪いをかける魔女、なんなのー!といいたくなるオープニングですww
ベルパパが旅の途中で野獣の城に迷い込み、捕らわれ、ベルがそれを助けに行って身代わりになるという形で進んでいくストーリーなのですが、ベルが進歩的で自分からどんどん動いていくタイプの女性なので、観ていて気持ちが良いです。
これまで、ディズニー・プリンセスにはいなかったキャラですね。
どっちかというと、王子様に助けてもらう系のプリンセスが多かった中で、ベルは自分から道を切り開くタイプの女の子です。エマ・ワトソンも、そこが好きだといっています。
名わき役揃いの贅沢キャスティング
主演のエマ・ワトソン、なかなか歌がお上手♪
ですが、注目したいのはむしろ脇役の俳優陣です。
「ムーラン・ルージュ」で素晴らしい歌声を披露したユアン・アクレガー。優しい歌声がぴったりハマるエマ・トンプソン。舞台出身のルーク・エヴァンス&ジョシュ・ギャッドetc.
ジョシュ・ギャッドは、アナ雪のオラフ役で声の出演をしていたのを、知っている人もいるのではないでしょうか?
2人が大活躍するガストンのテーマは、盛り上がりまくります。どちらも舞台出身の役者さんで、見せ所を心得ているというか、とても楽しそうにパフォーマンスをしているところが良いです。
このお2人、コロナ禍で一時期著名人のYouTubeリモート演奏などが流行った時に、一緒にガストンのテーマを歌っていました。
ルーク・エヴァンスが、スラムダンクの桜木花道のような真っ赤な坊主頭になっていたのには驚きましたけど^^;
ちなみに、ジョシュ・ギャッドが演じるル・フゥはゲイという設定らしい…。
ちょっと残念な映画の「味付け」
ル・フゥのキャラ設定もそうなんですが、映画版はオリジナルと違う要素がたくさん出てきます。
オリジナルはもちろんのこと、舞台版も大好きな私としては、そんなのいらん!と声を大にしていいたくなる……。
いえ、映画は映画で良いところがたくさんあるし、映画でなければ実現できなかった要素もあるのですが。ここまでイジらなくても良かったのに、と思ったところは多々ありました。
CHICAGO
ショウビズの世界から刑務所へ──。
欲がうずまく1920年代の、シカゴを舞台にしたミュージカルの映画化です。
スターを夢見て人生が暗転?
主役の1人、ロキシーはスターを夢見る地味な女性。ライブバーのマネージャーであるという男性と不倫を続け、いつか自分もステージに立たせてもらいたいともくろんでいます。
ところが、そいつはショウビズにコネも何もなく、ただロキシーと関係を持ちたかっただけのゲス男でした。ロキシーは衝動的に彼を小銃で撃ち、刑務所に収監されます。
なんとそこには、ロキシーの憧れだったスターのヴェルマがいました。
ヴェルマは、ステージパートナーだった妹と自分の夫が不倫をしていることに気づき、妹を殺害した罪で収監されていたのです。
シカゴで一番腕利きの弁護士を頼り、無罪放免を勝ち取りたいロキシーの奮闘。そこに、ヴェルマや弁護士のビリー・フリン氏やロキシーの夫であるエイモスの思惑が絡み、物語が進んでいきます。
歌って踊れる豪華な俳優陣
ロキシーを演じているのは、レネー・ゼルヴィガー。ウブで可愛いけれど実は自己中で、人気が出てからは不遜とも思えるキャラになっていきます。
ちょっと小憎らしいロキシーを、レネーが上手に演じています。劇中の「ROXIY」のナンバーは最高です。
対するヴェルマを演じるのは、ベテランのキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。相変わらずのくっきりメイクで、元大スターのプライドを崩さない(だけど崩れる)女性を体現しています。
ヴェルマを引き受けた理由は、オープニングの「All That Jazz」を歌いたかったからなのだとか。
腕利き弁護士のビリーには、リチャード・ギア。2人のパワフルな美女に相対するには、ちょっと弱い感じも……。歌はそれほどでもなかったですが、本人が吹き替えなしで演じた後半のタップダンスは圧巻です。
その他、存在感なさすぎて自ら「ミスター・セロファン」と自虐するロキシーの夫エイモスを名バイプレイヤーのジョン・C・ライリー、刑務所の看守であるママ・モートンをジャズシンガーのクィーン・ラティファが演じています。
うーん、贅沢!
おうちで映画を楽しめるツール5選
最後に、おうち映画を楽しめるおすすめサービスを5つ紹介します。
U-NEXT
映画やドラマの配信だけではなく、漫画や書籍も楽しめるぜいたくサービスが魅力のU-NEXT!
配信されている映画/ドラマは21万本で、国内トップクラスです。
観たいタイトルを探したけど取り扱ってなかった…ということが、U-NEXTではめったにありません。やっぱり本数が多いっていうのは嬉しいですよね。
まるまる1ヶ月の無料トライアル期間があり、その間に解約するのもOKです。有料レンタルや購入に使えるポイントが毎月入るのも、U-NEXTならではのサービス!
Hulu
Huluは、ラインナップに挙がっているタイトルすべて見放題というところが特徴です。
月額+課金しなければ観られない…というストレスがない!これは大きなメリットです。
U-NEXTに比べると本数は少ないですが、ジャンルは豊富。見放題終了になった映画が、しばらくして復活することもあります。
月額1,026円(税込)というリーズナブルさも魅力♪
TSUTAYA DISCAS
ごぞんじ、TSUTAYAの動画配信&宅配レンタルサービス。
動画配信は便利だけど、やっぱり好きな映画をレンタルしたい!という人におすすめです。
DVDとBlu-rayはもちろんのこと、CDも含まれてます♪
動画配信プラン、宅配レンタルプラン、両方合わせた欲張りプランと3つのサービスから選べるのも良いですよね。
Amazon prime video
いまやアマプラの呼び名で親しまれている、Amazonの動画配信サービスです。プライム会員になることで、Video以外の会員特典サービスが利用できるところが便利!月額も超安いです♪
うちのAmazonprime歴は、結構長いです。
有料レンタルが多いところが、唯一のデメリット。ただ、週末100円セールというのもあり、気になっていた新作を観るのにもおすすめです。
オリジナル作品よりも、劇場公開後の作品を観たい人ならプライムビデオが便利なんじゃないでしょうか?
NET FLIX
話題の映画、オリジナルの映画やドラマを観たい人に人気なのが、ネットフリックス。
ネットフリックスじゃないと観られない作品というのも増えてきており、映画好きなら登録必至みたいになってきていますよね。
かくいう私も、もちろんネトフリユーザーです。
ただ、これまであった無料トライアルのサービスがなくなってしまったことや、全プランの月額が値上げしてしまったところが、残念といえば残念…。
まとめ
観たり聴いたりしているうちに、ついつい口ずさんでしまうミュージカルナンバー。生の舞台はもちろん良いけれど、いつでも好きな時に観られる映画もおすすめです!
しっとり歌を聴きながらどっぷり異世界にハマりたい時はレミゼ、嫌なことはすっきり忘れてハジけたいときはマンマ・ミーア!
最近、配信で観るものなくなってきたなーという人は、ぜひ観てみてくださいね♪