慢性的な便秘に悩んでいる人は必見!
「エシャレット」っていう野菜を知っていますか?
エシャレットは、らっきょうの仲間です。「エシャロット」と混同されることが多いですが、まったく別物の野菜なんですよ。
実はエシャレットは、食物繊維の含有量が野菜の中ではトップクラス!腸活、ダイエットにぴったりの野菜なんです♪
今回は、エシャレットにスポットを当てて、気になる栄養や美味しい食べ方を紹介していきます。
エシャレット、ぜひ食べてみてください^^
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エシャレットとは?エシャロットとの違い
結論からいうと、エシャレットはらっきょうの仲間です。というか、らっきょうです。
そしてエシャロットは、玉ねぎの変種です。
もともと、現エシャレット(らっきょうの方)を「エシャロット」という名前で販売していたところ、本物のエシャロット(玉ねぎの方)が日本でも流通し始め、エシャレットに変更したのだとか。
現在でも、エシャロットの名前で販売されているエシャレットがあるそうです。
そして、「エシャレット」で検索すると「エシャロット」で結果が…。ついでに、その逆もあり。
わけがわからなくなりそうです~。
ちなみにエシャレットとらっきょうの違いは、栽培方法です。
エシャレットは、深植えして軟白栽培(日を当てずに育てる)したものを早採りしたらっきょうです。白い根の部分が長く柔らかいので、生食で美味しくいただけます。
らっきょうに比べると、辛みや匂いが強くないところも人気の理由ですね!
エシャレットは便秘に効く!気になる栄養を解説
ではいよいよ、エシャレットの腸活パワーに迫っていきましょう。便秘に効くというのは、本当なのでしょうか?
※いずれも可食部100グラム当たりの含有量です。
エシャレットは食物繊維が豊富
エシャレットは、食物繊維がとても豊富です。その量は、なんと11.4g!
野菜の中では、トップクラスの含有量です。
しかもエシャレットは生で食べられるので栄養素が壊れることがなく、らっきょうよりも食べられる部分が多いのでその分多くの栄養素を取り入れることができるんですね。
ちなみに…野菜の中で食物繊維が多いものというと、菊のり(食用の菊の花びらを蒸して干したもの)や干しわらびが挙げられます。
といっても、普段食べませんよね。干しわらびは、水で戻して調理しないと食べられないし。
エシャレットは、一般的な大きさで1本7~10gほどです。効率良く食物繊維を摂取できる野菜としては、かなり優秀だといえるでしょう。
全国3,000軒を超える農家・漁師から新鮮食材をお取り寄せするエシャレットのその他の栄養
エシャレットやらっきょうには、生の玉ねぎと似た匂いと辛みがあります。
その正体は、アリシン様物質という栄養素。時間を置くと硫化プロペニルに変化し、血小板の凝固を防いで血流をスムーズにする働きをします。
その他にも、殺菌作用やビタミンB1の吸収を良くする役割も!
エシャレットの、その他の主な栄養はこちら。
こうして見ると、エシャレットの魅力は便秘に効く食物繊維と、血液サラサラのアリシン様物質にあるとわかりますね。
普段の食卓にはあまりなじみがない野菜ですが、これを機に食事に取り入れてみるのはどうでしょうか?
意外と美味しくて、食べすぎてしまうかもしれませんよ♪
エシャレットは便秘に効くだけじゃない!
エシャレットを調べてみると、必ずといって良いほど「便秘解消に効く」という説が出てきます。
エシャレットは食物繊維が豊富なので、それはもちろん当たっています。ですが、実はそれだけではありません!
食物繊維が豊富ということは、痩せやすい身体づくりにも役立つということなのです。
食物繊維は、腸内細菌の1つである「バクテロイデーテス門バクテロイデス属」の菌のエサとなります。
バクテロイデス菌の役割の1つに、短鎖脂肪酸という有機酸を産出することがあります。
この短鎖脂肪酸、あまり知られていませんが万能といっても良いくらいさまざまな役割を持つ働き者の有機酸なんです!
これだけ並ぶと、マルチタスク酸と呼びたくなりますね…^^;(笑)
エシャレットにたくさん含まれている食物繊維は、この短鎖脂肪酸を増やす菌のエサになります。
つまり、エシャレットを積極的に食べることでバクテロイデス菌が増え、短鎖脂肪酸が自動的に増えるということになるんですね!
エシャレットの食べすぎはダメ!
食物繊維が豊富で、便秘解消をはじめとした腸活に役立つエシャレットですが、食べすぎは禁物です!
なぜなら、一気に食べすぎるとお腹が下る可能性があるから。
エシャレットに限らず、食物繊維を豊富に含んでいる食品を急に一気食べすると、かなり高い確率でお腹がゴロゴロきます。
どれだけ身体に良い食べ物でも、食べすぎるのはダメってこと!
また、エシャレットやらっきょうのアリシン様物質は、胃腸に刺激を与えるというデメリットもあります。生で食べる時は特に、食べすぎないように注意してくださいね。
エシャレットの美味しい食べ方
生食用らっきょうともいえるエシャレットですが、加熱しても美味しいです!ここからは、エシャレットの食べ方を紹介します。食べすぎ注意ですよ~!
生エシャレット+おすすめディップ
やっぱり、おすすめは生でそのまま食べること!
生食用に栽培された野菜ですから、そのまま食べないともったいないですよね。サッと洗って、お好みの調味料を添えていただきましょう。
新鮮なエシャレットなら、味噌や塩だけでも充分美味しいですよ!
個人的に好きなのは味噌マヨネーズです♪
生エシャレットのアレンジレシピ
生の玉ねぎやらっきょうが苦手な人は、エシャレットをそのままガブリ!というのは無理かもしれません^^;
そこでおすすめしたいのが、生のエシャレットを使った料理(?)です。
野菜だけではなく、ハムやツナを使うのもおすすめ。エシャレットの匂いや辛味が気にならなくなりますよ。
野菜を塩に漬けておくと、発酵して乳酸菌がつくられます。
エシャレットの豊富な食物繊維+乳酸菌は、腸活には最強の組み合わせです!
その他、みじん切りにしてタルタルソースの材料にしたり千切りにしてお刺身の付け合わせにしたりと、エシャレットはなかなか使い勝手が良い野菜です♪
エシャレットは加熱しても美味しい
エシャレットは、加熱するとホクホク甘くなります。独特の匂いや辛味がなくなるので、生食が苦手な人には、こちらがおすすめです。
エシャレットは、ゆでたり煮たりするよりも、揚げor炒めものの方が合うと思います!
電子レンジで蒸したりトースターでサッと焼いたりして、めんつゆとごま油で食べるのもおすすめです~♪
エシャレットの葉は食べられる?
エシャレットの葉は、加熱すれば食べられます!
エシャレットの葉っぱはほとんど味がない、乾いたニラのような感じです^^; 根に比べると、同じ野菜なの?というくらい特徴がありません。
つまり、どんな味付けでも何に混ぜてもイケるっていうことです!
我が家では「青ものが足りないな…」という時に活躍する存在!
刻んで味噌汁やお吸い物に、長めに切って炒め物に。または、レンチンして漬物や和え物にしてもOK。
捨てるのはもったいないので、ぜひ最後まで使い切ってください!
まとめ
現在はハウス栽培もされているエシャレットは、スーパーの野菜売り場や通販などで簡単に手に入ります。
健康志向が高まっている現代、注目の存在なんですよ!
エシャレットの食物繊維は、便秘解消に役立つだけではなく痩せ体質づくりにも活躍してくれます。
生でも加熱しても美味しいエシャレット。
ぜひ、普段の食事に(食べすぎないように)取り入れてみてくださいね!