アスリートに多い腸内細菌とは?運動と細菌の関係

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2021年開催の東京オリンピック。

マラソンと競歩の会場を札幌に移転──。2019年10月の中旬に、こんなびっくりニュースが流れ、日本中が(?)大騒ぎになりました

「合意なき決定」「札幌dis」etc. ワイドショーでも、ずいぶん盛り上がっていましたよね。

hiromi
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こんにちは、腸育コンシェルジュのhiromiです。結局、新型コロナウイルスのせいでオリンピックは延期になってしまいましたね。

残り1年もないのに、レースに合わせて準備をしなければならない選手・関係者・そして現場の人たちは大変だろうなと思っていた矢先、今度は、感染防止対策をしながら準備を進めなければならない選手・関係者……。どちらにしても大変です。

ところで!マラソンランナーの腸内細菌は他の人とは違うって知っていますか?

今回は、マラソンにかこつけて「アスリート×腸内細菌」というお話をしたいと思います。

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アスリートの腸に多い「ベイロネラ」とは?

ベイロネラという細菌がカギ

トップアスリートの腸に多く棲んでいる細菌は、「ベイロネラ」。ベイロネラ属の、単一の細菌です。

このベイロネラ、アスリートの身体にどのような影響を与えるのでしょうか?

プロピオン酸を生成する細菌

ベイロネラは、運動によって生産される乳酸をエサとして増殖し、短鎖脂肪酸の一種であるプロピオン酸を生成します。プロピオン酸とは、糖尿病や肥満とも関連の深い有機酸ですが、同時に運動能力を改善する役割があるともされています。

乳酸を除去し、プロピオン酸を生成するという一石二鳥の役割をもつのが、ベイロネラなのです。

※現代では、乳酸の蓄積が疲労の原因というのは間違いだという説もあり。

ボストンマラソン出場者の腸に多かった

実験は、ボストンマラソンに出場したランナーの、レース前後1週間の腸内細菌と、普段から座っていることが多い非ランナーの腸内細菌を比較することでした。

この実験は、アメリカハーバード大の医学部研究室で行われました。

そこで注目されたのが、このベイロネラです。

マラソンを終えたばかりの選手の腸に多く存在し、また普段から、座っていることの多い人よりもランナーたちの方がベイロネラを多くもっていたそうです。

hiromi
hiromi

わたしの腸内には棲んでいない腸内細菌だということだけはわかります!

ねーね
ねーね

うん……。いなさそうだね……T T

マウスも走った!

続きはまだあります。

ベイロネラと運動能力の関連性を確かめるために行われたマウスの実験では、ベイロネラ補給の前後でマウスの運動量がいちじるしく変化したのだそう。

トレッドミルの上を、普段よりも長く走り続けることができたのだそうです。

ベイロネラ=長距離にふさわしい腸内細菌なのでしょうか?

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有機酸を増やす方法は?

有機酸を作る腸内細菌を増やすことが大事

では、身体に良い影響を与える酸を増やすには、どうすれば良いのでしょうか?酸の種類にもよりますが、まずは食事の内容を見直してみることをおすすめします。

直接服用しても無意味

例えば、体重増加を防ぐとされる短鎖脂肪酸。はっきりと効果がわかっているのが、そのうちの1つである酢酸です。いわゆる、お酢の主成分ですね。

ではお酢をごくごく飲めば良いの?というと、そう簡単な話ではありません。

口から体内に入れたものは消化の過程で分解されてしまう上に、長期にわたってお酢を飲み続けると歯に良くないからです。そのため、外部からではなく内部から、つまり腸内で短鎖脂肪酸を生成することが大事になってくるんですね。

短鎖脂肪酸だけではなく、有機酸や菌を体外から摂取することには、あまり意味がないんです。

プレバイオティクスを習慣にする

プレバイオティクスとは、腸内細菌のエサとなる栄養を摂取すること。

例を挙げてみると……。

  • 食物繊維
  • オリゴ糖
  • ビタミン類
  • ミネラル

このような栄養を積極的に摂り入れることで、腸内細菌が喜んで栄養を吸収し、さらに増殖していくわけですね。

普段からプレバイオティクスを意識しているだけで、自然と身体に良い影響を与える腸内細菌が増えていくということです。反対に、身体の負担になる食べ物(過度の脂分や糖分など)ばかりが続くと、善玉菌が減って悪玉菌が増えてしまいます。

サプリメントの力

ここで気になってくるのが、乳酸菌や短鎖脂肪酸などのサプリメントです。腸内細菌というワードが有名になり始めてから、一気にいろいろな種類のサプリが出回りましたよね。

「痩せ菌」なんていう言葉が流行ったこともあり、腸内環境の改善を促すサプリメントを、まとめて「痩せ菌サプリ」とくくってしまう現象も起きました。

実際に、痩せ菌サプリに腸内環境を改善する役割は見込めるのでしょうか?

答えは、両方!(すみません…)

というのも、サプリメントのほとんどは胃で吸収されてしまうので、腸に行き届かないことが多く、そのようなサプリメントには何の力も期待できません。さらに、腸までたどり着いたとしても腸内フローラを変えることはできず、そのまま排泄されてしまうケースが多いのです。

ただ、サプリメントを飲んでいる=腸活のモチベーションを維持して腸に良い生活を意識することができるという、メンタル面でのメリットはあると思います。

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長距離ランナーの食事って?

長距離ランナーは何を食べる?

ベイロネラ菌を多く持っている長距離ランナーは、普段どんなものを食べているのでしょうか?個人の好みもあるでしょうから一概にはいえませんが、体力を維持するための食事などを調べてみました。

糖質・ビタミン・ミネラル

まず、マラソンは持久力の勝負です。

他のどのスポーツ競技よりも、生まれ持った素質より努力による結果が見えやすいといわれています。

持久力を要するスポーツで不足するのは、糖質。有酸素運動で消費されていくカロリーを補い、エネルギーに変える必要があるんですね。レースや練習後の疲労回復にも、糖質は大事です。糖質をエネルギーに変化させるビタミンB群も、普段の食事には欠かせないのだそう。

マラソン以外でも、テニスの選手がよくバナナを食べていますが、バナナは簡単にエネルギー補給をしやすい食物だからなのです。

鉄分カルシウムなどのミネラル類も、積極的に摂取しているようですよ。

意外?トップランナーの食事

才能あるマラソンランナーの1人である、日本記録保持者の大迫傑選手。

大迫選手の配偶者である、あゆみさんのセミナーによると、大迫家の普段の食事は、ごくごく普通の家庭料理なのだそうです。しかし、品数はやっぱり多い……。いろいろな栄養素を、まんべんなくとることが大事なんですね。

一方で、MGCで大きな印象を残した設楽悠太選手(すみません、わたしは彼が学生の時から現在に至るまで、兄の啓太選手との区別がつきません……)。

設楽選手はわりとジャンクフードやコンビニのお弁当も普通に食べていて、炭酸飲料も大好きなのだとか。野菜があまり得意ではないとのことです。

ねーね
ねーね

でも速いよね、設楽悠太選手。

ちぃ
ちぃ

母ちゃんが好きなのは「山の神」だよね~♪

hiromi
hiromi

初代の今井正人選手ね!母ちゃんにとって、山の神は彼だけ!

おっと、話がずれました。

結局のところ、トップランナーの腸内細菌は食事よりも、運動そのものによって増減しているのかもしれません。運動⇒乳酸が生産⇒乳酸をエサにしてベイロネラが増殖⇒プロピオン酸の生成……という流れですね!

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何はともあれ、頑張れ日本代表(!?)

すったもんだのオリンピックマラソンですが、どのコースを走るにせよ、マラソン・競歩選手にはぜひ頑張ってほしいです。

最近また、三浦しをんさんの「風が強く吹いている」を読み返し始めました(もう何度目だろう?)。10人だけのチームで箱根駅伝を目指す、個性豊かな大学生たちの物語です。

年末が近づいてくると、読みたくなってくるんですよねぇ。

そろそろ雪がちらつきそうな札幌。そろそろ卓上コンロと鍋が、週に1回は登場する季節です。

では、またお会いしましょう~♪

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