先日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が発言して炎上した「女性差別」問題。私はテレビを見ないので詳しくはわかりませんが、少なくともインターネット上では大変な騒ぎになっています。
私も女性ですから、女が参加してる会議は話が長くなってまとまらないんだよな…的なニュアンスの発言は、やっぱり面白くはありません。ま、そのへんはさまざまなメディアで取り沙汰されているのでここではスルーするとして…。
こんにちは、腸育コンシェルジュのhiromiです!女性が男性よりも話が長いというのは何の根拠も信憑性もないですが、実は腸は女性の方がちょっと長いって知っていますか?
女性は話が長いという、はっきりいって意味不明な時代錯誤&失礼発言はさておき、私が気になったのは「腸の長さに性別差ってあったっけ?」ということ。
そこで今回の腸活サイト【colon】では、腸活と性別について調べてみました!
などなど、いわれてみれば気になるけど別に重要じゃない疑問(笑)をのんびり解消していきます♪
※今回の記事での「男女差」はあくまでも生物学的なオスとメスのことです。
女性の腸は長い?
女性は話が長いという何の根拠もない失礼な軽口とは違い、女性の方が腸が長いというのはれっきとした事実です。あくまで平均ですけれどね。まずは、腸の長さについて見ていきましょう。
男女差はほんの数センチ
今回参考にしたのは、一般社団法人の日本消化器内視鏡学会雑誌に掲載されていたデータです。それによると、全体の平均は154.7cmでした。その中で、男女差がどのくらいあるかというと、以下の通り。
女性の平均の方が、ほんのちょーっと長い感じですね。
平均身長は男性の方が高く、身体の幅や厚みなども男性の方が広いですが、大腸は女性の方が長い、と。体格と腸の長さは、つまり関係ないということがわかります。
あくまで平均ですから、話のネタ程度にしかならないですけどね。
ちなみに、性別差はほとんどないけど人種では違う?というと、これも現在では大差ありません。
もともと欧米人と日本人の腸の長さは違います。日本人の方が、柔らかく長い腸をしているんですね。
欧米人と比べると日本人の腸は長いといわれるのは、食習慣が理由です。動物性たんぱく質や脂質の多い食事が中心の欧米人は、硬く短い腸を持っています。
食事が欧米化している現代では、おそらくそれほどの差は見られないんじゃないかな?と私は思います。
腸の長さによる身体への影響
腸の長さが身体にどんな影響を与えるかというと、まず考えられるのは「便秘」です。
腸が長ければ、その分だけ便が腸内にとどまる時間が長く、排泄されるまでに時間がかかってしまいますよね。老廃物がうまくまとまらずに腸に残ってしまったり、腸内にいる間に便が硬くなりすぎて排便に時間がかかったりと、なかなか厄介…。
一方で、大腸が短いと老廃物が排泄されるまでの活動が不十分で、軟便になりやすい傾向があります。
女性の方が便秘になりやすいとよく聞きますが、腸の長さも少しは関係してるのかもしれませんね。
腸が長くても短くても、どちらにもメリットデメリットがあります。結局のところ、普段の食事や生活習慣が大切ということですね!
女性の平均寿命が長いのは腸が関係している?
女性の平均寿命が男性より長いのは、みなさんも知っていますよね。
厚生労働省の調査によると、日本人女性の寿命の長さは1985年からずっと世界一!平均寿命は2019年当時のデータで87.45歳です。男性の方は81.41歳で、なんと6歳もの差があるんですね。
ちなみにWHO(世界保健機構)によると、どの国でも女性の方が男性より長生きなんだそうです。
女性の話が長いのには何の根拠もなく、腸が長いといってもほんの少しですが、寿命の長さには大きな差があるようです。
これは主な例で、医学的にいうと他にもいろいろな理由があると思いますよ。
ところで性別×平均寿命×腸内環境のつながりですが、はっきりと「ある!」とはいえません。
性別と平均寿命、または寿命と腸内環境にはそれぞれ関係がありますが、腸内環境と性別にはそれほど大きな関係がないんです。
腸内環境を決めるのは、性別よりも日常生活がカギ!ということですね。
腸が長い女性(男性も!)におすすめの腸活
それほど食生活は乱れてないけど、いつも便秘がち…。という人は、もしかすると腸が長いのかもしれません。簡単にできる腸活テクをいくつか紹介します。
身体を温める
女性は男性に比べて基礎代謝が低く、少ないエネルギーでも生きていけるようになっています。これは女性の平均寿命が長い理由の1つですが、女性が男性よりも体温が低い=冷え性が多いという理由でもあります。
身体が冷えていると、胃腸も温まらず活動が鈍ってしまいます。それが腸内環境の悪化につながり、便秘の要因にもなっているんですね。
ただでさえ便秘になりやすい腸長さん(?)は、まずは普段から身体をきちんと温めるようにしましょう。
頑固な便秘に悩んでいる人は、温タオルをお腹に乗せたりカイロポケットつきの腹巻を身につけたりと、腸を直接温めるのがおすすめですよ!
腸を意識して動かす
腸活のための運動は、本格的なジョギングやトレーニングよりも毎日ささやかに続けていけるものの方がおすすめです。
一時的にやる気を出して長距離を走ってみたり、YouTubeなどを観ながらエクササイズや体幹トレーニングを頑張ってみたりというのは、本当に運動が好きな人でなければ長続きしません。苦にならない程度に、日常の活動をちょっとアクティブモードにするだけで充分です。
積極的に階段を使ったり、出勤とゴミ出しをあえて別々にしてみたり、身体を動かす機会を多く作ってあげましょう。
また、大腸は全体が四角くなっていて、四隅に老廃物がたまりやすいという特徴があります。
意識して腸を動かしてあげることで、老廃物がスムーズに排泄されやすくなります。
上半身を軽くひねる運動や、手で腸の四隅を順番にもむマッサージなどを日常に取り入れてみてください。
食物繊維と仲良くなる
便秘の原因にはいろいろありますが、食事内容を見直すとすれば、食物繊維を積極的に取り入れるのが一番の近道です。
食物繊維は、いわば「腸のお掃除屋さん」といえる栄養素。水に溶ける水溶性食物繊維は便を柔らかくして排泄しやすくし、水に溶けない不溶性食物繊維は便をカサ増しして腸が便を出口に送り出す「蠕動(ぜんどう)運動」を活発にします。
では、その食物繊維を効率良く食事に取り入れるにはどうすれば良いかというと、ここはやはり和食をおすすめしたいです。
毎日毎日、和食を用意するのは面倒…という人は、時々はお惣菜を買ってきたり食物繊維サプリをストックしておくのもおすすめです♪
まとめ
女性が入る会議は長くなる…というトンデモ発言はさておき、腸が微妙に長いことや平均寿命が長いことは本当です。
腸の長さはどうやっても変えられませんから、ここは気持ちを切り替えて、冷え対策や腸の運動、または食事などに気をつかってあげたいですね♪
私自身はあまり運動しないダメな大人代表ですが(笑)、せめて温活や栄養たっぷりの食事を続けて美腸をキープしていきたいと思います!
では、またお会いしましょう~^^