1年中食べられる使い勝手の良い野菜の代表といえば、キャベツ(他にもいろいろありますが^^;)ですよね。
サラダにして生で食べたり、ゆでたり、煮込んだり、炒め物に使ったりとフル稼働してくれる、献立の救世主でもあります!
ずっしりボリューミーなのに安いところも嬉しいですよね。家計の味方、キッチンの味方!
今回は、そんなキャベツにスポットを当てて、栄養価や食べ方を解説していきたいと思います。
などなど、キャベツに関する疑問やおすすめのレシピまでまとめて紹介!
ぜひ最後までお付き合いください♪
※栄養成分の量はいずれも可食部100gあたりです。
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キャベツといえばキャベジン!その栄養素の正体は?
胃薬で有名な「キャベジン」とキャベツって、似ていますよね。
それもそのはず、キャベジンというのはキャベツの栄養素の1つなのです。興和新薬さんが適当に名付けたのではありません!…と思います^^;
キャベジンの正体は、ビタミンUと呼ばれるビタミンに似た物質です。厳密にはビタミンではありませんが、ビタミンUと呼び名が一般的になっています。
まさに、胃薬にぴったりの働きをしてくれるんですね!
キャベツには、このビタミンUが350μg含まれています。
そもそも、キャベツの絞り汁に含まれていたことから「キャベジン」の名前が付いたくらいですから、他の野菜に比べて圧倒的に多い数値を誇っています♪
キャベツって栄養ない?栄養成分まとめ
キャベジンの謎が解けたところで、続けてキャベツの他の栄養素を見ていきましょう。水分ばかりで栄養ないといわれているのは、本当なのでしょうか?
9割以上が水分!
キャベツは、多くの人がなんとなく知っているとは思いますが、水分が多い野菜です。
その量は、キャベツ100gあたりにしてなんと92.7%!つまり、ほとんどが水分なんですね。栄養成分は、残りの7.3%に含まれているわけです。
キャベツは栄養ないといわれるのも、あながち間違っていないかも…
ただ、その分カロリーは100gあたり21kcalと低いです。だいたい、お茶碗1膳分のご飯が270kcalといわれていますから、キャベツはその1/10以下のカロリーということですね。
また、人は1日2.5Lの水分を摂取するのがベストといわれています。
日中は仕事をしていてこまめな水分補給ができない人や、ただの水を飲む習慣がないという人は、キャベツのような水分量の多い野菜を積極的に食べたいですね!
豊富なビタミン類
キャベツは、ビタミン類が豊富です。マルチビタミン系のサプリを飲むより、キャベツを毎日の食事に取り入れる方が良いかもしれません^^;
特にビタミンCは、主な野菜の中でもかなり高い含有量。41mgという数字は、1日に必要なビタミンCのおよそ40%になります。キャベツ100gだけで、必要量の半分弱のビタミンCをカバーできちゃうんですよ♪
ビタミンCは体内にキープすることができない栄養素なので、毎日摂取する必要があります。
キャベツのその他の栄養
では、その他の栄養成分をまとめて見ていきましょう!
便秘解消をはじめとした腸活に役立つ食物繊維は、どのくらい含まれているのでしょうか?
食物繊維量は、正直いって結構少ないです…。
キャベツ100gで、1日に必要な食物繊維量の1/10程度といったところですね。
ちなみにキャベツ100gは、一般的な大きさのキャベツの1/10くらいの量になるので、丸々1個で食物繊維18gということです。1日1個食べられる人は、なかなかいないと思いますが…T T
キャベツは種類によって栄養価が違う
キャベツにはいろいろな種類があります。
通年食べられて、しかも比較的安いのは普通のキャベツですが、ちょっと気分変えたいなぁという時は、キャベツチェンジ(?)してみると楽しいかもですね!
まず、平べったい普通のキャベツに比べて真ん丸で柔らかいのが、グリーンボール。ビタミンの含有量に優れています。
葉酸だけはキャベツより少ないですが、他の主なビタミン量はキャベツを上回っています。
そして、サラダによく使われる紫キャベツ。こちらは別名、赤キャベツ・レッドキャベツと呼ばれることもあります。
普通のキャベツよりも多く含まれている栄養成分は、食物繊維2.8gとカリウム310mg。その他、キャベツにはないアントシアニンというポリフェノールも含まれています!
さらに、ころころ可愛い芽キャベツも栄養豊富です♪
小さいのに優秀です、芽キャベツ!
でも、芽キャベツ100gというと小サイズのもので9~10個分。1食で摂るのは難しそうですね^^;
キャベツの栄養を逃さない食べ方
ここからは、キャベツの栄養を逃がさない美味しい食べ方を紹介します。レシピもありますよ♪
生キャベツのサラダ3種
まず、おすすめの食べ方は生!
キャベツには、水に溶け出てしまう栄養分が含まれているため、加熱調理をするとだいなしになってしまうことも。非加熱の野菜には消化酵素がたっぷりなので、肉・魚料理の付け合わせとして定番にしたいですね。
キャベツを大量に千切りして岩塩で食べる…というのももちろん素敵ですが、ここでは、キャベツを使ったサラダを3種類紹介します。
まずは定番!コールスローサラダの作り方から♪
人参やピーマン、コーンなどを入れると彩りがキレイです!
続いて、我が家のオリジナル(…ではないかも?)を紹介します。レシピとはいえないほど簡単ですが、調味料さえあればすぐにできるので、ぜひ試してみてください。
ごま油と塩コショウも美味しい!
我が家のハーブソルトは、業務スーパーに売っているミルつきのやつです。いろいろな種類があるので、その時の気分で使っています。
台所の必需品!おすすめです♪
オリーブオイルとハーブソルトがあれば、市販のドレッシングなんて必要ありません!
ちなみに…、キャベツに塩を振って放置すると水分が出ます。水気を絞ると仕上がりがベチャっとせずに美味しいサラダができあがるんですが、栄養が逃げてしまいます><
今回は「キャベツの栄養を逃がさない食べ方」だったので、あえて生キャベツをそのまま使う方法を紹介しました♪
私のおすすめは、食べる量だけ作ってその日のうちに食べ切ること!ですね。
ゆでて食べるならスープがおすすめ
栄養を逃がさない一番良い食べ方は生ですが、生のキャベツは量をたくさん食べられないというデメリットも。加熱するとカサが減るので、キャベツをたくさん食べられます!
キャベツの栄養をまるごと、そして量もたくさん食べるなら、おすすめの食べ方はスープです。
ゆでキャベツを塩だれで食べるのも美味しいんですが、ゆで汁を捨ててしまうのがもったいないんですよね…。
スープは身体を温めてくれるので、腸内環境改善にもおすすめです!
常備したい♪キャベツの漬物3種
野菜を塩やぬかに漬けておくと、乳酸菌や酪酸菌が発生します。腐敗菌をやっつけ、野菜の栄養価を高めてくれる、ありがたい存在です。
キャベツは、1個で買うと結構な量があるので、弱ってしまう前に漬物にするのがおすすめ!食べきれそうにないかも…と思ったら、迷わず漬物にしましょう。
ドイツの有名な漬物「ザワークラウト」がこれです。本場っぽくするなら、みじん切りがおすすめ。
人参やキュウリの千切りを加えると、彩りもキレイ♪お好みで、鷹の爪やショウガを入れるのも良いと思います!
空気を抜いてチャックを閉め、一晩冷蔵庫に入れておきましょう。
まずキャベツと塩を合わせ、キャベツがしんなりしたところで酢を投入!そのまま冷蔵庫で1晩寝かせるだけです。
酢が苦手な人は果実酢を使って、少なめの量から試してくださいね。
酢の主成分は、肥満を防止してくれる酢酸です。キャベツの酢漬けはダイエットにもおすすめですよ。
最後に紹介するのは、ぬか漬けです。
ぬか漬けの手作りレシピを紹介できたら良いのですが、私はぬか漬け成功したことがありません…。もっぱら、ぬか漬けの素を使って楽しんでいます^^;
↓ おすすめはこちら ↓
使い切りのぬか漬けの素なので、野菜だけではなく、卵黄やチーズも心置きなく(?)漬けられます。
興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね。
キャベツはどんな食べ方でも美味しい!
キャベツは、付け合わせや常備菜としての脇役ポジションから、ロールキャベツやホイコーローなど料理の主役にもなる野菜です。
お好み焼きや焼きそばの具としても、テッパンですよね。
平均的な大きさのキャベツは、1個約1kgとボリューム満点。1年中流通していてビックリするくらい価格が高くなることもないので、とても便利な野菜といえます。
腸活に絶対必要な食物繊維量は少ないですが、水分が多くて消化に良く、便秘解消や体重コントロールにはおおいに活躍してくれる野菜です!
食物繊維量の多いじゃがいもやシソ、枝豆などと一緒に食べると良いですよ♪
⇒野菜の栄養シリーズもどうぞ
まとめ
キャベツは、いわば自然の胃薬。
消化に良くないものをたくさん食べると、消化しきれずに腸内に残ってしまい、酸性腐敗便となって健康と美容に悪影響をおよぼします。
キャベツは消化を助け、腸内に老廃物を残すことなく、スムーズな排便へと導いてくれます。
ぜひ、食卓にキャベツを!
安くてボリューミーなキャベツで、健康な胃腸を目指しましょう♪