ファスティングは意味ない?ファスティングの効果を腸育コンシェルジュが検証

ファスティング
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短期集中ダイエットや腸内環境リセットにはファスティングが良いというけれど、実際どうなの?ファスティングって意味ないって本当?

と、気になっていませんか?

「実際やってみたけど痩せなかった」
「体重は減ったけど見た目は変わらない」
「すぐにリバウンドしてもとに戻ってしまった」

などなど…。ファスティングの失敗談は、たくさん耳にしますよね。

hiromi
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今回は、腸育コンシェルジュの目線でファスティングの効果を検証していきたいと思います!ファスティングって、本当に意味ないのでしょうか?

ファスティングに興味はあるけど、意味ないと聞いて迷っている人は、ぜひ参考にしてください。ファスティングの本当の目的は、減量ではないんですよ!

※2024年1月時点の情報です。
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ファスティングは意味ないといわれる理由

ファスティングとは、ある一定の期間だけ食べ物を身体に入れないという、いわゆる断食です。これがいったいなぜ、意味ないなんていわれてしまうのでしょうか?

1~2日じゃ変化がないから意味ない

本格的な断食道場にでもこもらない限り、普段の生活でファスティングができる日数といえば、せいぜい1~2日。とはいえ、その1~2日まったく食事をとらずに飲み物だけで過ごすというのは、慣れないうちは特になかなかキツイものです。

ですが、1~2日のファスティングで大幅減量&見た目もすっきり!というわけには、残念ながらいきません…T T

空腹に耐えて、なんとかファスティング期間を切り抜けた!と思ったのに、劇的な変化が見られない。これでは、意味ないと思ってしまっても仕方がないですよね。

脂肪は減らないから意味ない

体重は減ったけど、ぷよぷよしたお肉は減っていない!見た目があまり変わらないなら、頑張ってファスティングする意味ないんじゃ…?と思っている人も多いでしょう。

確かに、食事を抜くだけでは脂肪は減りません。

それどころか、生きていくためのエネルギーを作り出すのに真っ先に使われるのは筋肉です。筋肉が落ちて代謝も落ちて…結果的には痩せづらい体質になってしまうのでは?という心配もありますよね。

結局リバウンドするから意味ない

ファスティングが意味ないと感じる一番の理由は、ずばり「リバウンド」ではないでしょうか?

1~2日間のファスティングを乗り越えて、解禁になった途端に暴飲暴食をすれば一気にリバウンドしてしまうことは、おそらく多くの人がわかっていると思います。せっかく気合を入れてのファスティングですから、きっと万全の態勢を整えて挑みますよね。

ところが、ファスティング後の食事に気を遣いつつ日常に戻ったとしても、しばらくたつと体重も見た目ももとに戻っている…というケースが少なくないのです。

ゆるやかなリバウンドというのでしょうか?最終的にもとに戻ってしまうなら、やはりファスティングは意味ないということになってしまいますね。

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ファスティングの真の目的

ここではっきり断言しますが、ファスティングは意味あります!なぜなら、本来のファスティングの目的は「痩せる」ことではないからです。すぐには痩せられなくても、ファスティング自体にはちゃんと意味があるんですよ。

胃腸を休める

目的、その1。毎日酷使している胃腸を休めること

私たちの身体は、毎日際限なく(?)食べ物を受け入れて消化吸収分解して、必要物と不要物に分けています。時にはガッツリこってり系、時にはまったり甘々系、そして時にはカフェインやアルコールなどの刺激物…。これは疲れる!

食べ物が身体に入ってこなければ、消化活動に欠かせない消化酵素や腸内細菌のオーバーワークをふせぐことができます。

ファスティングというのは、休みなく働き続ける胃腸につかの間の休息を与えてあげる時間なのです。

腸内細菌を入れ替える

人の排泄物のうち約1/3が腸内細菌といわれています。もちろん、中には生きた腸内細菌も含まれています。

それでも、腸の中に住んでいる細菌の数は変わりません。

腸内細菌は、食べ物の栄養素をエサにして増減を繰り返すので、一部が排泄されると同時に一部が育って増えていくのです。

つまり、エサがなければ腸内細菌は増えないということ。

エサを与えずに一定数の腸内細菌を身体の外に出し、その後で善玉菌だけが喜ぶエサを与えるという行為を繰り返すことによって、腸内細菌の種類をコントロールすることができます。

つまりファスティングの第2の目的は、腸内細菌の増減を一旦リセットし、身体に良い種類の細菌を増やす「腸内細菌の入れ替わり」です。

体内の毒素を排泄する

3つ目は、ファスティングによる体内デトックス

私たちの身体は、食べ物が身体に入ってくると自動的に「生きるためのエネルギー」への変換作業が行われます。

当然ですが、必要以上に栄養を摂りまくるとエネルギー担当へ回れない栄養素が必ず出てきて、脂肪細胞に住み着いたり血中を漂ったりと自由気ままに行動してしまいます。結果、脂肪が増えたり身体がむくんだり肌が荒れたり…。

身体の中で悪さをしている、毒素と化した栄養素をスッキリ排泄してお掃除するのも、ファスティングの大事な目的です。

hiromi
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ここまででお伝えした3つの目的が、最終的には何につながるのか?そう、痩せやすい体質づくりができるんです。ファスティング=すぐに痩せられるわけではありませんが、少しずつ太りづらい体質を目指すことができるので、長い目で見るとそちらの方が絶対良いですよね!

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正しいファスティングなら意味がある!

最後に、このファスティングなら意味があるといえる正しい方法を解説します。せっかくファスティングするなら、最大限の効果を得られるようにポイントを押さえておきましょう。

準備と仕上げをきちんとする

たった1日間のファスティングでも、その前後からしっかり気を遣って身体の調子を整えてあげることが大事です。ファスティング前の1食を準備食、ファスティング後の1日間の食事を回復食として用意しておきましょう。

  • 準備食…あっさり和食を腹6分目
  • 回復食・1…具なしおかゆ
  • 回復食・2…野菜入りおかゆやうどん
  • 回復食・3…あっさり和食を腹6分目

もしファスティングを2日間にするなら、回復食ももう少し長めに1日半~2日ほどにします。重湯具なし味噌汁から始めるなど、より胃腸に優しい食事がおすすめです。

ファスティングを後押しする飲み物を選ぶ

ファスティング中でも飲み物は飲んでOKです。というか、飲み物は積極的に摂りましょう。

低カロリーのスムージーや酵素ドリンクを2~3時間おき+水というケースが多いみたいですね。

もちろん、水だけで乗り切れるならそれに越したことはありません。その場合、普段飲んでいる水よりも、栄養価が高くてデトックス作用があるミネラル分も含まれている硬水がおすすめです。

水だけならいくら飲んでもOK!空腹を感じたら白湯にして身体を温めるなど、上手に工夫してファスティングを成功させましょうね。

身体もしっかり休める

ファスティング中は、身体も休めなくてはいけません。普段の栄養やカロリーを摂らずに身体を動かしていると、消費されるのはまず筋肉です。筋力が落ちると代謝も落ちて、痩せづらい身体になってしまうので、気をつけてくださいね。

ファスティングの間は、ソファでゆっくり本を読んだり好きな映画や動画を観たり、ごろごろ寝転がって過ごしましょう

hiromi
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美味しそうな食べ物が出てくる本や映画は危険ですよ~!時間を忘れて熱中できるゲームとか良いかもしれないですね^^

時間を忘れて没頭できる映画なんかもおすすめです!

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まとめ

ファスティングに挑戦する人は、ほとんどがダイエット目的だと思います。なのに、短期間のファスティングでは期待通りに痩せられないため、ファスティングは意味ない!と思ってしまうのですよね。

ファスティングは、胃腸を休めて身体に不要な老廃物を外に出し、腸内細菌を入れ替えて痩せやすい身体を育てる行為です。断食して苦しい思いをして痩せるのではなく、疲れた身体を労ってあげる大事な時間なんですよ。

ファスティングの目的さえ見誤らなければ、ファスティングなんて意味ないとは思えないはず。慣れてきたら定期的にファスティングを生活に取り入れ、身も心もすっきりさせてあげましょう♪

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