腸内環境によって性格は変わる…そんなことって本当にあるの?
と思っていませんか?
たかが腸内環境で性格が左右されるなんて、そんなの変だよ!と感じている人も多いかもしれませんね。
こんにちは。腸育コンシェルジュのhiromiです。腸内環境で性格は変わる、というのは、当たらずとも遠からず。少なくとも、血液型よりはよほど信用できるかもしれません。
我が家は、私と子供3人の4人家族です。
これがまた、食べ物の好みと体質、そして性格が見事に分かれているんですね。そんな環境で暮らしているからか、腸内環境と性格の関係を余計に信じてしまうのかも…。
この記事では、腸内環境と性格の違いについて、私自身の体験も交えてお伝えします。果たして、腸内環境次第で性格は変わるのでしょうか?
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腸内フローラの3つのタイプ
腸内細菌たちの集合体を腸内フローラ(正しくは腸内細菌叢)といいますが、この腸内フローラは大きく3つに分かれます。この型を、エンテロタイプと呼びます。
バクテロイデス型
もともと欧米人や中国人に多い、バクテロイデス型(B型)。動物性たんぱく質や脂質の摂取が多いという特徴があります。
食事が欧米化してきた日本でも、昔に比べてバクテロイデス型の人が増えています。
腸内細菌の1つであるバクテロイデス菌は、肥満抑制や免疫力UP・記憶力UPに役立つとされる短鎖脂肪酸を産出します。
バクテロイデス菌のエサとなるのは食物繊維。もともとバクテロイデス型ではない人でも、食物繊維を積極的に摂ることでバクテロイデス菌を増やすことができます。
我が家の長女、そして末っ子長男は、おそらくこのタイプ。好き嫌いがそれほどなく、野菜も乳製品も何でもしっかり食べます。何食べても太らない、すごくうらやましい体質です。
プロボテラ型
プロボテラ型(P型)は、小麦やトウモロコシなどを主食にしている人に多いです。地域でいうと東南アジア系、食生活でいうとベジタリアンの人がプロボテラ型のようです。
日本には、プロボテラ型の人はあまりいません。
最近ではヴィーガンが増えてきている欧米でも、もしかするとプロボテラ型の人が多くなってきているかもしれませんね。
とにかくパンが大好きなうちの次女は、どちらかというとプロボテラに近いのでは?と思います。離乳期も、赤ちゃん用のスナックパンを手放さなかったですからね…。
ルミノコッカス型
もともと日本人に多かったのが、いわゆる雑食のルミノコッカス型(R型)です。B型とP型の、両方が合わさった感じですね。
日本と同じく、農業と漁業が盛んなスウェーデンでもルミノコッカス型が多いそうです。
近年では、食事が欧米化していることに加え健康志向が高まっているので、ルミノコッカス型の日本人は徐々に少なくなってきています。
多分、私はこれ。超雑食ですし、すごく気をつけていないとすぐに太ります。
ほとんどの人は混合型
このように、エンテロタイプは大きく3つに分かれますが、人がみんなその3パターンに分かれるわけではありません。
というのも、特に日本人はさまざまなものを食べるので、B型に近いR型やP型に近いR型の人も多いでしょう。
我が家では、私は完全なR型で長女は完全なB型。今のところ次女がPR型の傾向があり、末っ子長男はB型に近いと思われます。下の2人はまだ腸内フローラが完全には形成されていない年齢なので、まだわからないですね。
混合型の人は、普段の食生活によってどちらかにかたよります。
エンテロタイプによる性格の違い
腸内環境によって性格が変わるというのは、まさにこのエンテロタイプが関係しています。詳しく見ていきましょう。
※どちらが良い悪いではなく、あくまでも腸内環境による性格の違いです。
ポジティブさんが多いB型
バクテロイデス型の性格は、比較的ポジティブでおおらかといいます。
ストレスがかかる状況に置かれても、あまりネガティブ感情は抱かずに乗り越えられるそう。記憶力にも優れているという特徴があります。
我が家では長女と、現在のところ長男もB型の傾向があり、どちらも確かにポジティブです。
無意味に前向き(?)なところがあり、ストレスからの立ち直りも早い。周囲の人との違いを気にせず、独自の道を自信を持って進めるタイプです。
うらやましいですねぇ…。
ネガティブなところもあるプロボテラ型
悪い方に考え込んだり、ストレスのかかる状況でネガティブな感情を抱え込んでしまったり…というデリケートな人が多いプロボテラ型。日本語で例えると「繊細」ですね。
感情のコントロールや記憶に関する脳の活動が活発ではなく、その面ではちょっと苦労することもありそうです。
我が家でいうと、次女がこのタイプ。
腸内環境による性格の違いを知った時に「これ当たってるー!!」と思いました…^^;
次女のちぃは、まぁ一言でいうと何かと難しいタイプです(笑)。
勉強面で何度も同じことを説明しなければ理解できなかったり、一旦「もうイヤだ」と感じると何をいっても聞かずに投げ出してしまったり。
ラブコメ系の映画が好きで、逆にネガティブシーンの多い映画は「怖い」といって観ません。
実生活でも、ストレスフルな状況が続くとお腹の具合が悪くなってしまう子です。
十人十色の(?)ルミノコッカス型
3つのエンテロタイプの中でも、性格や脳の動きについては研究されてないルミノコッカス型。雑食を主にしている人に多いので、さまざまな性格に分かれるのかもしれませんね。
私自身、かなり頑張って意識して食物繊維を摂取しなければ、あっという間に太るルミノコッカス型です。これはもう、調べなくてもわかる(笑)。
性格的にはバクテロイデス型に近いですが、これは大人になってから得たものです。子供が生まれてから、食生活にこだわるようになったからかもしれません。
ただし、無駄に楽観的でポジティブなのを通り越し、子供たちに眉をひそめられるくらい、結果オーライな適当人間でもあります。
ちなみに、ルミノコッカス型はバクテロイデスが減少しやすいという特徴も。
ストレスがたまりまくると「うぎゃー!」と叫んでパソコンを放り出したくなるのは、このせいかもしれません…。
※性格を決めるのはエンテロタイプだけではない
これはもちろんですが、性格の違いの理由がエンテロタイプだけということはありません。
兄弟の人数や歳の差、生活環境も大きいと思います。人生経験だって関わってきますよね。
ただ、どうして私ってこうなんだろう…と思う必要はないということ。
だって、腸内環境による理由が大きいんですよ。つまり、その人自身に何らかの原因があるわけじゃないんです。
腸内環境で性格が変わるという考え方は、そういう意味で救いがあるのかなぁと思います。
私自身がそうです。
実はこれまで、三人兄弟の真ん中である次女とどうにもうまくいかず、親子なのに付き合いづらいと感じたり厄介な性格に育っちゃってるな~と思ったこともありました。
どうしてうまく向き合えないんだろう?と自分を責めたこともT T
でも、それもこれもエンテロタイプが関係していて、次女本人のせいでもなく育て方が悪いわけでもないと考えてから、かなりラクになりましたよ♪
もし、自分自身の性格に悩みを持っていたり、家族の性格とどうにも合わないと感じていたりするなら、頭で考えずに腸で考えましょう。
腸内環境を変えれば、性格も変わるかもしれません!
病院でも取り入れられている腸活
腸内環境を整えれば性格が変わる!とは断言できませんが、腸活した結果気持ちが穏やかに、そしてポジティブに変化することには期待ができます。現在では、メンタルクリニックでも取り入れられている方法です。
食物繊維を多く摂る
食物繊維は、腸内のバクテロイデス菌を増やします。
バクテロイデス菌が増えることで短鎖脂肪酸が自然と産出されるようになり、腸内環境がバクテロイデス型に近くなります。
ネガティブな場面に遭遇してもポジティブな気持ちで乗り越えられたり、ストレスを感じずにスルー出来たりと、本来持っていた対応力を発揮することができるようになるかも!
食物繊維というと、野菜中心の食事にしなければダメ?余計にストレスがたまりそう…と思ってしまうかもしれませんが、心配無用!
近年、健康志向が高まっているおかげか腸活が注目されているおかげか、それほどストイックに努力しなくても食物繊維を摂取できるアイテムがたくさんあります。
ゼリーやチョコレートから摂取できる食物繊維や、普段の食事に混ぜて使える粉末…。いろいろあるので、良かったら「腸育コンシェルジュおすすめの食物繊維サプリ」をチェックしてみてくださいね。
身体を動かす機会を増やす
腸活のための運動として私がおすすめしているのは、特別な運動よりもとにかく身体を動かすことです。
なぜなら、〇分×〇セットを1日1回のようなルールのある運動を目標にしても、よほど強い意志がなければ続けられないから。
運動することが仕事に直結するような人(スポーツ選手とかモデルとか)ではない限り、続けられなくなって当たり前なんです。
必ずやらなきゃいけないというプレッシャーは逆にストレスになりますし、途中でやめてしまった場合に「結局続けられなかった…」と自分を責めるのも、良いことではありません。
出勤やゴミ出しの時にマンションの階段を使うとか、洗濯機とベランダを何度も往復して洗濯物を干すとか、目的地の1駅前で地下鉄を降りるとか、そんな些細なことで良いんです。
大事なのは、こまめに身体を動かす習慣を身につけること。
「腸活におすすめの3つの運動」では、身体を動かすこと自体が苦手な人でもできる体操を紹介しているので、良かった参考にしてください!
好きなことをする日を作る
身体に良いものを食べて、毎日適度に運動して、睡眠をしっかりとって、ストレスを上手に発散する…なんて、逆にストレスがたまりませんか?
確かに、腸内環境を快適に保って気持ちもポジティブでいるためには、食事も運動も睡眠も大事ですが。あんまり腸活腸活いっていると疲れちゃいますよね。
私は腸育コンシェルジュですが、週に1~2日は好きなものを食べて好きなことをして過ごします。
大好きな唐揚げとビール、家族みんなでおうち映画を楽しみながらお菓子♪ 食事内容だけを見たら、腸には良くありませんね…。
でも、そんなささやかな気分転換さえなくなってしまったら、何のために仕事頑張ってるのかわからない!
※夜更かしして美味しいものを食べた翌日(または翌々日)は、14時間ファスティングで腸内リセットしてます。わりと簡単にできる断食なので、興味のある人はぜひ^^
普段頑張っている自分へのごほうびに、週に1日くらいは我慢をしないことでバランスをとりましょう。たっぷり自分を甘やかしてあげてください。
まとめ
よく、血液型による性格判断なんて聞きますが、はっきりいってアテにはなりません。そもそも、日本以外では、血液型別の性格判断なんてまったく知られていないのだとか。
エンテロタイプによる性格の違いも、100%正しいとは断言できませんが、一理あるとは思います!
やっぱり腸に良いものを食べて便秘とも無縁で毎日快適に生活していると、気持ちもポジティブでいられますからね。
腸内環境で性格が変わる!
みなさんもぜひ、試しに腸活してみてください。これまで感じてきたネガティブ感情やストレスとは、もうさよならしましょう♪